長野日記(1)松本〜白馬五竜 2012/3/17
長野に行ってきました!moqmoqだったので一人旅。
どうやらわたしは長野がすきみたい。最近たてつづけに行って、もちろんわたしの見た範囲だけだけれど、みんな意欲的で、景色が見慣れない山並みで、とてもたのしい街。
初日は白馬五竜。タイミングよく着くバスがなかったので、ひとまず松本へ。そこから電車でいくという計画だけれども、まず新宿で迷子!旅に迷子はつきものだけど、出発の時点ではせつない。
松本ではあれこれ観光するはずが、すませる用事をがんばっていたら結局時間がなく、松本城を眺めて退場。そういえば8年前くらいに松本に立ち寄ったときもこんなかんじで、あわてて松本城に来て、中にも入れず次の場所へ移動したのだった。松本とはまだタイミングが合っていなくて、でもきっとそのうち合うのだろう。そのときをまつ。こんなときあのひとたちなら、チューニング、ということばをつかうのだろうな。チューニングチューニング、とつぶやきながらぼんやりともだちの顔をおもいだす。
前回の白馬は直接バスで乗り込んだのだけれど、今回はしなの鉄道という電車で。車内の保温のためにドアが手動。それだけでとてもあたたかい。ここまで車内は爆睡だったのだけど、ようやく眠気が覚めて窓の外をみる余裕ができた。松本から信濃大町でのりかえ、途中トンネルを抜けるとそこは雪景色だった。あっ、どこかできいたことがある。
線路ってもしかしたら、景色のすてきな場所をえらんで敷かれているのだろうか。木崎湖と青木湖というおおきな湖のそばをとおった。雪景色にしんとした湖、むこうがわは山々、の景色が淡々とつづく。雪のつもった景色はどうして淡々とかんじるのだろう。
そして着いた先でもまたまた迷子。雪道をがらがらと歩いても、全然しらない場所がつづく。つららを眺めながらうろうろしていたら、軽トラのおじさんがだいじょうぶかーと声をかけてくれた。ひとりで歩いているとだれかがたすけてくれる、ありがたい。
なんとかかんとかお店に到着、tracks bar。一階がバー、二階がゲストハウスになっていて、アイルランドをおもいだしてじーんとする。前回なしくずしにじゅんくん(後述)に連れてこられたけれど、今回はセントパトリックスデーということで呼んでもらったのだった。セントパトリックスデーはアイルランドの聖人を祝うおまつりで、緑のものを身につけてわいわいする(ざっくりと)。今日はアイリッシュ関連のバンドとダンサーがあつまる。今日は緑のものを身につけてくると、緑のビールを一杯サービス!
そもそも白馬は長野五輪の影響もあって、いま夏のオーストラリアから毎年、たくさんのスキーヤーが訪れるのだそう。年末のクリスマスパーティーもオーストラリア人だらけだった。今もぎりぎり春スキー、山にはまだすこしひとがのこっているとのこと。
マスターTroyのごはんが毎度おいしい。今回はラムシチュー
あいかわらずライブのようすは写真がないのだけど、お客さんたくさんで盛り上がりました。というのも朝から雨でみんなすべれず、たのしみがなくてうっぷんがたまっていたもよう。夕方着くなりビールをがんがんおごられ、ライブを2ステージやったあとはますます加熱し、アイリッシュカーボムというおそろしいお酒が店内で流行。
嬉々として件の酒をつくる咲子さん。このひとがとてもすてきなひとで、あっというまにすきになってしまいました。
このお酒、マーフィーズというアイリッシュスタウト(黒ビール)を注いでおいて、別のショットグラスにジェイムソン(アイリッシュウイスキー)とベイリーズ(アイリッシュクリームリキュール)をまぜたものをいれ、ショットグラスごとビールに沈め、ぶくぶくしたところを一気飲みするもの。濃くてあまい。そして一気飲みというのがくせもの。
これをだれかがやりはじめて以降、なにかっていうとみんなでこれを飲む流れになってしまい、とちゅうからわけがわからなくなってもうがぶ飲み。でたらめな英語と日本語をべらべらしゃべって、やたらともりあがり、気がついたら3時過ぎ。
酔うとみんな楽器を弾きたがる、国籍関係なし。
でもみんなたのしんでくれたみたいで、よかったー!アイルランドに行ったことあるひともたくさんいて、いろいろおもいでを語りました。でたらめな英語をしゃべるうちに日本語まででたらめになってきて、うさんくさいひとになってしまったけれど、たのしかった。咲子さんも帰りがけに、ほんとーーにたのしかったねーーとにこにこしていて、とてもうれしかった。ふたりしてふらふらゲストハウスに帰着。どうにかして部屋に荷物をあげ、なんとちゃんとすべてものを充電器にさして寝ていた。えらい!
まあこのあと地獄が待っているのだけど、それは次回に。
泊めていただいたゲストハウス。中も外もかわいい!