まいにちウクレレ

うたとウクレレ、コンサーティーナ moqmoqオカザキエミ うたいます うたいます

雪とrec

 昨日は雪の中金佑龍rec。せっかくの雪だったのにずっと室内にいてなんだかもったいない、が、ウー様は雪が苦手らしいのできっとちょうどよかった。わたしもうたいたい欲が高まっているところに録音日がきて、こんなにしあわせなことはない。
 ライブではおなじみのあの曲をついに録音。アイディアのつまったすばらしい作品になる予感。コーラスいれてーと呼ばれ、念の為にあれこれ持ってきてと言われて、なにをするのだとたのしみに行ったら、結局かばんの中身全部とりだして、言葉通りあれこれ録音。楽器じゃないものまでぽこぽこ叩いて素材集め。コーラス以外はどんな完成形になるのか、わたしにもまだわからないので、とてもたのしみ。でも良いものになることだけは信じられます。みなさまどうかおたのしみに。
 コーラスとはいえ、がっつりうたう曲が一曲。最初は録った音にあわせてやっていたのだけれど、いろいろ試すうちにやっぱりうた2本同時に録ろうか、となり、ウー様とブースに分かれて向かい合って同時録音。音をあわせる瞬間のぞくりとする感覚は、ほんとうにたまらない。まだまだちから足りないところはたくさんあるけれど、ほどよくリラックスして録音に臨めるようになったことはおおきい。それにしてもウリョンくんのうたごえすばらしい。何度聴いてもすばらしい。そびえろ!キムウリョン!
 ウクレレの音色についてあれこれ考えているときに、録音ができたのもうれしいハプニングだった。トラックにウクレレを入れたとき、おもわぬ強力なほっこり感にびっくり。いつもは自分の曲にウクレレとうただけだし、わりとウクレレらしからぬ局面が多いのであんまり気づいていなかったのだけれど、ものすごい南国感を音だけでだせる、ウクレレの魔力。たのしい楽器です。昨日はちょうど良いタイミングで、ビューティフルな音を奏でることに集中できた。あたたかな気持ちで。そういうことを常にだいじにしてゆきたいものです。と同時に、普段のライブでの音色についてもまた考えた。もっと良い感じに近づけたいなあ。
 レコーディングに限らず言えることだけれど、自分のなかで鳴っている音を実現するというのは、たのしいけれどとてもむずかしいこと。他人が絡めばなおさら、予想外の良いやつが出ることもあるし、どこまでいっても近づかないこともある。イメージを共有するという点でも、みんなでいろいろやってみた昨日は、とても有意義でおもしろいいちにちでした。いろいろ話してわからなくても、一聴したらどかーんとぴんとくることもある。ぴんときたら一路、良い方へむかったりして。エンジニア足立さんの存在もとてもおおきい。飄々とリクエストに応えるあの姿、空気をつねに良好に保ってくれてたのもしいとしか言いようがないうえに、なんなら超かっこいいギターも弾いてくれる。こんなひと他にいるだろうか。足立さーん。
 一日がっつりいろいろ試して、終わる頃にはわたしもすっかりへとへと。心地よい疲れ。ウー様たちはあと数日作業がつづくようだ、あーほんとにたのしみ。みなさまのもとへはやく届きますように!

 それにしても年が明けてから、何度か財布を落としたり忘れてきたりして、毎度親切な方に助けられている。そろそろほんとうになくしそう、気をつけろー。