まいにちウクレレ

うたとウクレレ、コンサーティーナ moqmoqオカザキエミ うたいます うたいます

カマクラ

 鎌倉のブロックパーティなんかいめだろう。湘南の各地は、生演奏という自然さにとても慣れていて、みんななにげなくライブに足を運んでくれる。そのことのすばらしさよ。だからブロックパーティもりあがる。演奏が18時からで、早めにおわったのであちこちあそびにいくと、全部の店で酒を飲むので帰る頃にはべろんべろん。湘南名物テキーラ地獄の洗礼をひさびさにくらいました。でもたのしかったなあ。RAMでご一緒したHotel Congressさんが意外とご近所ということがわかり、たのしみなはなしも。cross town trafficあそびにきてくれたみなさんありがとうございました!


 鎌倉の駅前にだいすきな喫茶店があって、鎌倉に行ったらかならずそこに寄る。たいていひとりで行くのだけれど、安くて美味しくていつもわいわいしている。ひとによっては、落ち着かないとおもうひともいるかもしれないけれど、駅前ならではのあのいそがしさがとてもすきだ。わたしは楽器を持っていたり、手ぶらだったり、なにかの前に寄ったり、すべて終わった帰りに寄ったり、時間もたのむものもまちまちなのだけれど、いつも帰り際、さようなら、いってらっしゃい。とか、さようなら、おつかれさま。とか、言ってくれる。会話をするわけではないから、どうしてわかるのか、今のところ百発百中で、なにかに向かうときはいってらっしゃい、帰り際にはおつかれさまといわれる。わたしそんなに顔に出ているのか、それとも毎日ああしていると、なんとなくわかるものなのか、それにしてもすごいなあといつも感心する。

 鎌倉はふしぎな街だ。ひとがごった返していて、ほとんどが地図を見ながら歩いている観光客なのだけれど、歩いているとがんがん知り合いに会って、ひさしぶりーと挨拶する。たくさんの来客のあいだにたくさんの住民がいる。当たり前のようで、このバランスがいつもふしぎだ。自分が行くお店が、つながりつながりで、ご近所さんむきのお店ばかりというのもあるかもしれないけれど、昨日も行けなかった、会えなかったひとがたくさんいた。あそこに自転車で行けたっていう時間はとても貴重だったなあ。終電で帰っては見られないものがたくさんあるのだ。どのまちでもそうか。