まいにちウクレレ

うたとウクレレ、コンサーティーナ moqmoqオカザキエミ うたいます うたいます

やまない雨の日に

 もんのすごい雨。午前中から降ったり止んだりを繰り返していたのが、昼過ぎにすこし明るくなって、いちど止んだ。
 Jasonと約束していた日だったので、この雨だし、飲み屋の約束だからあんまりあてにしていなかったけれど、時間通りに行ってみた。結局Jasonは来なかった。来なくてとうぜんのところを、もし来てくれたら、たのしかったのになあ、とぼんやりおもう。
 それで、しばらく弱まるのかなあとおもいながら自転車で出かけると、コーヒーを飲んでいるうちにやまない雨に変わった。雨はどんどん変わっていくのを、あそこにいると見ていられるのがたのしい。けれども、今日はすっかりタイミングを逃して、完全に帰れない雨になった。
 そこにちょうど車の人がやってきていて、とりあえずあまやどりがてら近くのショッピングモールまで連れて行ってもらうと、なんだかなりゆきで一緒に買い物したり、カレーを食べに行ったり、横浜にプレゼントを買いに行くのに同行したりして、ずっと雨がやむのを待っていたのだけれど、結局いつまでもぜんぜん止まなかった。おかしいなあ、梅雨ってこうじゃないはずなのに、叩きつけるみたいな雨がずっと降っている。そのひととは何度か同じ場にいて、会って話したことがあったけれど、たぶんわたしの名前もちゃんと知らないのじゃないかしら。いつか確認して名乗ろうとおもっていたのに、最後まで名乗りそこなった。でも歩み寄っていればなんとかなる。会話ってそうだよなあとまたおもう。降り止まない雨じゃなければ、今日という日はまったく違っていただろう、とおもうと、いつもどおりに動いていたつもりがなんともふしぎな一日。22時過ぎ、どことなく弱まった隙をついて無事帰宅。帰ったらすぐにまた土砂降り。見極められているような、そうでもないような。