まいにちウクレレ

うたとウクレレ、コンサーティーナ moqmoqオカザキエミ うたいます うたいます

最近のあれこれ

 たのしいことがいろいろある。なんでもない会話や、どこかへ出かけたり、たのしいイベントにでたり、そこでやったーとおもう演奏ができたり。とかとか。雷鳴って夏が来て、イベントやって、海行ってのんびりして、海でライブもして、フェス行って、花火見て、毎日アイスコーヒーのんで、あとは盆おどりすればこの夏は完璧だ。それでいろんな気持ちがたまっていくのだけれど、なかなかことばにならなくて、なにも書けないまま夏が終わりそうになっているー。でも今夜は書けそうだ。誰が待っているかわからないけれど、今夜は書いてみようとおもうのです。

 それで少し前まではすっかり編みもののことばかり考えていたので、自分が演奏するとき以外はほとんどライブを観に行くようなこともなくて、ひたすら家にこもってあみあみしていたのだ。でも今年のフジロックにもやっぱりたくさんともだちが出ていて、しかもthe poguesが出るとなり、しかもしかももう解散してしまうときいて、とつぜん思いきりがついて旅立った。phono tones,ozomatli,begin,ok go,john butler trio,猪股and the guitar, trim, the king all stars, 憂歌団、バセルバジョン、bobby rush,the lipsmax, jack johnson,そして the pogues。通りすがりに聴いていたのもあわせるともっとたくさん、自分でもびっくりするくらい休みなくあっちこっちへ動きまわってライブをみた。どれもこれもほんとうにすばらしかった。そっと音を紡ぐひと、みんなを巻き込んで踊らせるひと、ゆらゆらと奏でるひと。往年の名曲でみんなが拳をつきあげる。あの瞬間は特別だ。全然しらない曲に身を任せるのもとてもたのしいけれど、それぞれのおもいがつまった曲のイントロが始まった瞬間の、みんなの悲鳴みたいな声が、ずっと耳に残っている。音楽をとりまく仲間に感謝をおぼえた場所でもあった。みんながいるから今もわたしは演奏していられる。一緒に奏でるひと、場所をささえてくれるひと、観に来てくれるひと。ステージに立つ人々はそれをいつも実感しているから、ありがとうって言う。
 で、調子がついたので急にサマーソニックにも行くことにした。TOKIO、ペトロールズ、superfly, robert plant, arctic monkeysと、数でこそ少なかったけれど、ひとつひとつずっしりと響いた。ペトロールズの演奏がほんとうにすてきで、もうれつにバンドがやりたくなり、というかこんなところでライブを観ている場合ではなーい!くらい気合が入った。誰も彼も、みんなチャーミングだ。ああ、ずっと音楽に埋もれていたい。演奏していると、だんだんくるしくなってくることもある。それは自分ひとりの問題で、とにかく、真摯に向かい合っていこう。
 そのあたりは、ひととひとのことにも似ている。ただ、いとしいひとたちを見守っていくには、ときどきくるしいこともあるんだけれど、そんなのとびこえて、そっとすきだなあっておもっていたいなあ。
 だれかのことばをおもいだす。「圧倒的に」。だいたいのことはみんな、ぐるりとなにかつながっている。