まいにちウクレレ

うたとウクレレ、コンサーティーナ moqmoqオカザキエミ うたいます うたいます

すいっちょん

 どこかから、あたまの上にぴょんと虫が飛び乗って、すいっちょん、すいっちょんと鳴く。おもしろかったので、みんなに「みてみてー!すいっちょんって言ってる!どんな虫か見てー!」ってみせてまわる。というあたりで目が覚めた。夢だった。それで寝ぼけながらも、すいっちょん というひびきが気に入ったので、忘れないようにすいっちょんすいっちょんとつぶやいた。

 午後になって、今日こんな夢をみたんだよーと話す。すいっちょんって!なんだそれーあはは、と話はそこで終わるとおもった。するとすこし間を置いて、でも血を吸うバッタがすいっちょんていう名前ですよ。と衝撃のご意見。え、すいっちょんっていう虫ほんとうにいるの!いやたぶんすいっちょんとは鳴かないとおもうけど。え、え、え、鳴かないの!どういうこと!


 そもそも、わたしはすいっちょんっていう虫がいることも知らなかった。前に読んだわかりやすい脳科学の本によればたしか、夢はその日のできごとの記憶を整理するためにみるもので、記憶の断片をでたらめに組み合わせながら、これは残す、これは残さない、と分別するらしい。ということは、わたしはどこかですいっちょんの話を近日聞いたことになるんだとおもうのだけれど、全然記憶にない。なんでだー!知らないことを夢に見たりするのかしら。ひょえー。だいたいあたまの上に乗って喜んでいるあたりとても夢。しかもイメージではバッタというより黒っぽい虫な気がしていたなあ。すいっちょん、なんて現実でもし聞いていたらぜったい気に入って、すいっちょんすいっちょん言うに決まっている(現に言っている)。

 そんなこんなで帰っておもわず検索してしまいました。
 すいっちょん↓

 


 バッタだ。