ふとん考

　数日前、こたつでがっつり寝てしまい、目が覚めたら全身カラッカラでのどもがっさがさ。油断したーこたつめーーっておもったけど、考えてみたらこたつに限らず、ふとん以外の場所で寝るとたいてい具合悪くなる。こたつばかりを悪者にしがちだが、そうじゃない、ふとんこそが安全な眠りを提供する特別な存在なのだ！

　なんだかすごい発見かもしれない。そういえば、ふとんって入ったときは冷たいけど、しばらくのあいだ体温をゆずると、おたがいのちょうどよいところにおさまるようにできているのだ。冷たいふとんをあたためるあいだ、体温がんばれーとなる。余談ですが冬はつま先が冷えるので、寝ながらあぐらをかいてつま先をひざの裏にしまって寝ています。そのたびにこういう動物いそうだなっておもう。

　とにかくこの一連のふとんについてのあれこれを、すごい発見かもとおもいながら、できるだけさりげなく話題にのせてみると、そういえばこのあいだ半袖で寝たのに汗びっしょりになって、暑くてふとん脱いで寒くなって、、というエピソードを披露された。ここで一気に迷宮入りするふとん考。たしかにあるなあ、ふとん足りなくて寒くて目が覚めたり、暑くてしらないうちに脱いじゃって風邪引くパターン。快適に眠るには技術と経験がいるということなのかしら。あとお行儀。昔はよく目が覚めたら頭と足が逆向いたり、ベッドから落ちたりしていたけれど、もうそういうことなくなったなあ。これも技術の向上なのかしら。

　とかなんとか考えていたら自転車の話など思いだしてしまったけれどきりがないので完。今夜は冷えるけれどじょうずに眠れるのでしょうか。雨ごうごう。

（文責・オカザキエミ）