ひっこしその後

ひっこして数日。大量の荷物に呆然として、みないふりをして過ごしていたのだけれど、気の向いたときに少しずつ片付け、ようやくなんとなく暮らせるかんじになってきた。
昨日は藤沢でイベント。おわっていそいそと帰る自分が、なんだかなつかしくて、せつない。けれどほんとうにひっこしてよかったとおもうのは、元気があるということだ。移動ってお金もだけど、時間も体力もとてもつかっていて、移動時間が４分の１くらいに減ったら毎日とても元気。引っ越し疲れはあるけれど、とにかくとても元気。そのことがすばらしいとおもう。藤沢はだいすきで、前の家もだいすきで、ずっとあそこにいたかったけれど、やっぱり今はそのときではなかったんだろうな。流れのむいているところにいきたい。なめらかに。ていねいに。

自分の視界に、すきなものを意識しておいておく、ということの大事さに、あらためて気づかされている。そのことを経験で知っていたけれど、ちかごろずっとうやむやになっていた。そうやってすきなものを、えらんでいくうちに、ちゃんとそっちに向かっていく。研ぎ澄まされて、もっと深いところが見える。すっと引くこともおぼえる。とにかくわすれっぽいから、大事なことはすぐわすれてしまうので、たまに居ずまいをただしながらやっていこう、とおもいます。