まいにちウクレレ

うたとウクレレ、コンサーティーナ moqmoqオカザキエミ うたいます うたいます

お風呂との駆け引き

 お風呂がすきだ。銭湯もすきだ。しかし、その気持ちとは裏腹に、お風呂に入るまでがすごくめんどくさい。入れば天国、なんて気持ち良い、いつまでも入っていたいくらい、すきなのに、入る前の時間は入った後のことまで考えてめんどくさがっている。毎日もれなくめんどくさい。なぜだ、なぜなのだ。何年経ってもこうなので、きっとこの先もこの気持ちと付き合っていくしかないのでしょう。この感じは、自分で望んで映画館に行くのに、映画が始まる直前までなんかちょっと憂鬱な気持ちになるのと似ている気がする。

 一時期、帰ったらその足で何も考えず風呂に直行するという作戦を実行していた。これがけっこう効果的ではあった。が、一年前まではほぼ毎日お酒を飲んで帰ってくる生活だったので、酒量によってはお風呂のことすら思い出せずに寝てしまう。まあお酒のことを言い出すともう作戦も何もなくなってしまうのだけど、そうやってうやむやにまためんどくさい世界へ逆戻り。

 お風呂そのものをたのしみな気持ちをもっと高めようと、お湯を張っていた時期もあった。それはもう最高だし、お湯張ってしまえば冷める前に入るしかないという点では成功した。が、そもそもお湯を張るという行為のハードルが高すぎて挫折。自分ひとりのためにお湯を張るのはなんとなく背徳感があるのだ。

 最近は、ラジオにはまる自分を利用する作戦。お風呂で使えるスピーカーをあらかじめ設置して、ラジオをまず聞き始め、途中でラジオに気を取られているふりをしながら(?)ぬるっと入浴開始。自分で自分を釣っているのがなんだかへんてこな気持ちではあるけれど、これが意外と成功する。

 なんでここまでするかって、やっぱりお風呂は入れば最高だからです。おふろだいすき!たぶん。