まいにちウクレレ

うたとウクレレ、コンサーティーナ moqmoqオカザキエミ うたいます うたいます

手紙

 おんなじタイトルの作品をいくつもつくる。という話を以前、詩人のカワグチタケシさんとしたことがある。カワグチさんの詩には、おなじ題で内容のちがう詩がたくさんあって、それがおもしろいなとおもって、ときどき真似してみている。おなじタイトルの曲、おなじ表題のブログ。なかみはちがう。
 最近インターネットがとてもおっくうで、なにもかもほったらかし。わたしのような自営業ミュージシャンにはいまどきあるまじきことで、そこを怠ってはいけないとおもうのだけれど、ひとのをみるのを、自分のを書くのも、どうも気分にならない。
 曲をかきたくて、今ある曲のなかで、こういう部分が足らない、欲しい、とおもうものをつくりかけては、ことばが出てこなくてそのままになっている。結局、ことばが出てこないのだ。ネットも、音楽も。わたしのことばはどこへいったのだろう。
 ネットであっても、たとえばwebに書いている日記や、スケジュールの紹介文すらも、わたしにとって手紙のような存在なのだった。書く内容があったとしても、気持ちがそこに乗っからないと、発表するに至らない。音楽もいっしょだ。そうして数ヶ月(長い)をすごしていた今日このごろ、プロジェクターを家に導入して、怒涛の勢いで映画を観はじめた。高校生以来のいきおい。あのころは毎週映画館に行って、ときには試写会にも行って、夜中には寝る間を惜しんで借りてきたビデオをみていた。そんなかんじ。ずっと邦画しかみられない気分だったのが、急に英語や他の言語のものをみたくなった。そうこうしているうちに、ふつふつとなにかがわいてきて、ひさしぶりになにか書けるような気がしている。足りなかったのは、ひとが丹精込めてつくったものだけが放つ、刺激だったのかなあ。それはそこらじゅうにある、みんなが放っているものなのに、それを受け止める気がぜーんぜんなかった。遠いところからのちからが、急にわたしをつっついている。
 そろそろ、発信できる準備ができた、そんな気持ち。
 今日と明日は、moqmoqひとりライブです。関内と藤沢、どちらもからだに馴染んだ場所。いつもどおりのような、すこしあたらしいような、そんなうたになりそうです。ぜひあそびにきてくださいね。


□2013/8/21 (thu) @関内BBstreet □□□
[B.B.SALON]

児玉峻(f.バセルバジョン)/テリーヌとボンボン/moqmoq/カタミチカラ
open/19:00 start/19:30
adv/1500yen+1D door/1800yen+1D

http://www.bbstreet.com/

★対バンみんな観るのがとってもたのしみ。今夜ですがお仕事帰りに是非!


□2013/08/23日(fri)※深夜 □□□
moqmoq@藤沢sausalito

[真夜中ライブ]
23:50 start charge/ 投げ銭

★ひさしぶりのサウサリート真夜中ライブ。
そもそも、飲食店経営のひとも来られるようにと始まった企画らしいですが、そうでない方もお待ちしています。