まいにちウクレレ

うたとウクレレ、コンサーティーナ moqmoqオカザキエミ うたいます うたいます

 旅にでたい。
 旅にでたいっていう気持ちは、帰りたいっていう気持ちでもある。いってきまーすってでかけて、いろんなものに会って、ただいまーって言ってあれこれを報告したいような、その一連のことすべてが旅にでたいってことになる。ここにいたら出かけたくなって、出かけたら帰りたくなる。この気持ちをなんとよぼう。


 おみやげにいただいた枇杷がとてもおいしくて、かんげき。みずみずしいというのはこのときのためにあったことばだ。というくらい。一緒にもらったおだんごがまたおいしくて、無花果の葉っぱにくるまれてあった。それがとてもいいにおいで。食べ終わってこれなんの葉っぱだろう、とひろげたとき、わたしはぽっかりと固まった。葉っぱをみて種類がわかるのなんて、ほんとうに何種類かしかないのに、それは無花果だった。佐藤嘉風くんの初期の曲に、無花果の頃 という名作がある。あるとき一緒に岐阜にいるあいだ、あれが無花果だよーと指さした木の、予想と違う姿にびっくりしたものだった。葉がでかい。おばけみたいな木だった。こんないいにおいだったんだなあ。とかいってよく似た違う木だったらどうしよう。ありえる。ふふ



 もうすぐ金佑龍ワンマンです。たのしい動画がいくつかアップされています。アナログのリリースもいよいよ。テスト盤をみて胸がふるえた。これまたいいにおいだった。はやく聴きたいなあ、中身はしっているけれど。またあらたな船旅だ。