岐阜長野日記（３）長野　2012/7/16

最終日！名残惜しい！が、そんなことも言っていられず、朝から長野にむけ出発。
今回もとてもおせわになった佐藤家を出るとき、またみんなで見送ってくださった。モコさんがじたばたし、おばあちゃんも窓から手を振ってくれる。
いつも思うことだけれど、なにかを継続的にやっていて、毎回同じように見送ってもらったりなんだり、とにかく何かが起きると、回を重ねるごとにどんどん重みを増していく。大切なきもちも増していく。歳をとるごとにそういうものが増えていって、そのたび同じ誰かと恒例のなにかをして、するとそこにいつのまにか家族や仲間が増えていたりもして。そういうものが自分のまわりにほんとうにたくさんあって、しみじみとありがたいなあとおもう。それがいつ、ぽっきりと終わってしまうかわからないことなのだし、そのときどきに心から大切にしていようとおもう。

そんなこんなで、たのしいツアーも最終日、昨日の余韻でやられている大将をのせ、長野へゴー（道中とてもおいしいそばを食べたが、写真撮り忘れ）。
途中といえば、道端に無花果の木があった。おもったのと全然ちがう見た目。（大将の初期の名作に「無花果の頃」という曲があります。ほんとうすてきな曲。）意外と葉っぱがおどろおどろしい。余談ですが、いちじくはケーキにはさむとうまいです。
今回もお世話になる渡邊さん夫妻と合流し、ライブ会場libertyに到着！長野駅近く。わたしはひとめで気に入ってしまい、なにせマスターがとてもすきなかんじのひとで、そうなるとだいたいだいじょうぶ。
それにしても暑い！街なかの温度計では37℃。こんなに暑いのこの夏初かもしれないー。とさわいでいたら、なんとお店に冷房がなかった！店中開け放っているけれど、熱風が吹いている。なつだーー

ひとめぼれのマスター　肉を焼くの図

ミニチュアピアノを発見！絶妙な大きさでかわいい

やっぱりピアノを弾くわたるくん

店内のあちらこちらにあるろうそくおばけの長老、20年もの。

マスターは昔ろうそくを売買のしごとをしていたということで、店内にたくさんろうそくがある。おばけたちも、夏の暑さでぐにゃりと曲がったりするらしい。しかもここにはギネスの生があるんだよ！熱いぜー
またいろいろバタバタしましたが、熱風のたまるなかライブスタート。

これはサウンドチェック中ですが

嘉風くんのライブでときどきカバーをやるのだけれど、選曲の基準がおもしろいなと、やる側のひとりとしておもう。ちなみにわたしがカバーを演奏するときは、長くうたいつづけるつもりでやり始めるという基準がある。ずっとうたを継いでいけるようなものをやろうという選び方で、それはあくまでわたし側の気持ちだ。嘉風くんのカバーはそうではなくて、まあそういうときもあるかもしれないけれど、その場所にちなんだ曲や、その状況をおもった曲。ひいては、その夜を特別にするということなのだとおもう。カバー曲はその日限り、とまではいわなくても、ライブでくりかえしうたうことは少ないみたい。今回はbird&dizの30周年にちなみ、30年前のヒット曲お嫁サンバを演奏。ここでもやってみましたが、30歳以下の女の子たちはぽかーんとしていた。全盛期のみなさんは、あらゆるコーラスで参加。それもまたおもしろい。

お客さんたちも一緒に記念撮影

ひとに歴史あり、イケメン風の自分写真(2007)にサインする嘉風氏

liberty、暑いけれど気持ち良いお店でした。外でも宴会していた！

長野にいくとき、また寄ろう。

その日のうちに、神奈川へむけて出発。サウナ状態でライブをしていたわたしたち、帰りがけに軽井沢の温泉にすべりこむ。今回は温泉づいている！露天風呂満喫。
軽井沢では、ほんとうに星がきれいで、アイルランドののしかかる星空をおもいだしていた。あそこまでではなかったけれど、じゅうぶん満天の星空で、車のハザードがまぶしいくらいだった。みんなで車をとめて見上げていると、一度おおきな流れ星。夏だなあ。
帰りのSAでそっと打ち上げをし、みんな帰ったのは明け方ごろでした。

毎回たのしくてたまらなくて、名残惜しい岐阜長野ツアー、今回もたくさんのおもいでと、音楽と、経験させてもらいました。
どんなときもかならず、すばらしいうたを届ける嘉風くん
いつも笑顔で鍵盤のそばにいるわたるくん
旅のあいだも努力をおこたらないしょーこちゃん
みんなだいすきで、尊敬するなかまたちです。ありがとう！

そして岐阜長野のみなさま、遠方からおこしくださったみなさま、ありがとうございました！
またいけるといいなあ。