長野日記(3)長野 2012/3/19
めざせいい男
そんなわけで良太夫妻とわかれ、お約束の草笛でそばを食べ(長野に来るとどうしてもそばが食べたくなる)、昨日来てくれたお客さんの店に寄ったりなんだりかんだり。上田満喫した!
長野にもどって、じゅんくんの元アトリエへ。広くて、音がたくさん出せて、絵の具と木材の匂いがするとてもいいところだったけれど、手放してしまい、今はお友達が仕事場としてつかっているらしいです。おなじ場所で似たような用途で使われているはずなのに、全然ちがうところみたいな顔をしているアトリエ、つかうひとの気配がしみこむのだなあ。元気に走りまわっていた猫のソカは近所のともだちのところへ、じゅんくんはホームレスになった。みんなどんどん動いている。
じゅんくんのアート作品は、ほんとうにすてきで、これもきっとアトリエでうまれた。
ネオンホールは善光寺の近く、時間のしみこんだ音のするライブハウス。壁には見慣れた先輩たちの写真。出番までのあいだ、連れて行ってもらったお店がとてもおもしろいところだった。マゼコゼ。長野って、意志をもってなにかをやっているひとが多いなあと、来るたびにおもうのだけど、たまたまなのかしら。手の行き届く場所を、こころをこめて守って、つよくしている、そんな印象。
じゅんくんとのセッションはいつもすこし不思議。わたしがうたうことを知っていて、コンサーティーナだけを弾かせるひとも単純にめずらしい。きっとうたったっていいのだけど、じゅんくんがぐさりとささるうたをうたうから、わたしもできるだけまっすぐそこにいたいと願う。
じゅんくんはロックスターで、へんてこなひとだけど、いつもとてもまっすぐなうたをうたって、そこにいるみんなをさらってゆく。へんてこなひとだけど、同時にとても現実的でまともなひとでもある。実は毎回、何ヶ月ぶり何度目、みたいな会い方しかしないのだけれど、妙に安心感があるひとなのだった。次に会うのはいつだろう。毎回とてもお世話になっています!
ひとりできても、みんなできても、長野とてもおもしろい。最近ありがたいことに2,3ヶ月に一回ペースで訪れていて、そのたびに長野すきになる。7月もまた佐藤嘉風バンドで行きます。
帰りはなぜか、ディズニーランド行きの夜行バスで帰った。すこしリッチな設定のバスで、足がのばせて、シートもふかふかだったのに、なぜか全然眠れなかった。設備が良ければいいというものでもないのだ!
:::最後にお世話になったリンク集:::
白馬 tracks bar http://www.tracksbar.com/
…一階がバー、二階がゲストハウスの、うれしいつくり。冬場はオーストラリアのひとたちで あふれているよ
上田ルヴァン http://r.tabelog.com/nagano/A2004/A200401/20000537/
…噛むほど味わえる、しっかりしたパン。みんなのつよいきもち。建物は古くてやさしい。
岡沢じゅん http://www.junokazawa.jp/
…ロックスターじゅんくん、放浪の旅のとちゅう。最近はぐっとクルー 觀てみたい
佐々木良太 http://soundcloud.com/ryota-sasaki
…レゲーブ代表 わたしを迷いなくモクモクと呼んでくれるひと
マゼコゼ http://rikimaze.exblog.jp/
…おやきとみそしるのあたたかさに涙